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朗読劇「線量計が鳴る」 元・原発技術者のモノローグ

原発事故の本質を知り、声をあげて

 私くらいの年齢になると、予告なしに体調不良に襲われ、そのままサヨナラということは充分ありうる。表現者にとっては、その時やっている仕事が、結局はライフワークだったということになりかねない。
 となれば、貴重な残り時間を、くだらぬことで無駄にしたくない。私にとって、やりたいテーマはいくつもあるが、優先順位をつけざるを得ない。
 71歳になった年、福島の原発事故が起きた。エコロジストを自認する人間が、この問題からにげるわけにはゆかない。しかも小中学校といわき市で過ごした因縁もある。とはいえ、原発事故は複雑で、多極的だ。福島に通ったり、チェルノブイリに行ったり、資料集めに走りまわっているうちに、どんどん時が過ぎてしまった。
 やっと1幕4場の作品になったのは、昨年の秋だったこの朗読劇は啓蒙演劇というジャンルに入る。情感に訴えて感情を揺さぶるのではなく、問題を指摘し観客を覚醒させ、新しい視野を提供する
 すでに、東京都、甲府市、熊本市、徳島市、いわき市、広島市など、15都市で上演された。このあとも全国各地で上演が予定されている。命あっての話だが、100回ぐらいはやる覚悟でいる。この舞台が、原発問題の本質を知り、1人1人が考えるきっかけになれば、と思う。
                                 中村 敦夫
                             (2017年秋・筆)

◇脚本・主演  中村 敦夫プロフィール
 1940年東京生まれ。小・中学校時代をいわきで過ごす。磐城高校に入学したが、半年後に都立新宿高校に転校。東京外国語大学を中退して俳優の道へ進み、1972年放映の「木枯らし紋次郎」が空前のブームに。過去にニュースキャスターや参議院議員なども務め、作家としても活動している。主な著書に小説『チェンマイの首』、同志社大学講義録『簡素なる国』など。2015年NHK連続テレビ小説『まれ』に出演。

◆日 時:2018年9月2日(日) 13:30開場 14:00開演

◆会 場:まつもと市民芸術館小ホール(松本市深志3丁目10番1号)
     ※併設の駐車場はありませんので、公共交通機関または有料駐車場をご利用
      ください。

◆全自由席:前売2,000円
      当日2,500円
      大学・高校生1000円
      小中学生無料

◆チケット取扱:市民芸術館、八百屋おやおや、穂高ひつじや
        平安堂(あづみ野/若槻/上田しおだ野/諏訪/伊那/飯田)店 他

◆主 催:「サラバ原発・変えよう暮らし方」の会
◆共 催:脱原発ネットワーク・松本
◆協 賛:日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)
◆協 力:平和の種をまく会
◆後 援:松本市/松本市教育委員会/信濃毎日新聞社/市民タイムス
     中日新聞社/朝日新聞松本支局

◆問合せ・予約先:090-4628-8549(水谷)
         080-5141-0141(小林)

■まつもと市民芸術館

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